こころの目でみること

「第2回着想は眠らない」 公募展 参加作品
終了

     

会期/2014年10月17日(金)~11月9日(日)

Gallery 忘我亭 
http://www.tateshina-bougatei.com/about.html
蓼科の森の中。アート&ステイのすてきオーベルジュ。
森を眺めながらのお食事(要予約)も。

公募コンセプト…出品者が同じ額、同じテーマの元創作。(外枠…横25.7cm 縦31.5cm 枠幅1.2cm)

 

(ギャラリー主旨より抜粋)
参加者が全員同じ額を使って、それぞれの世界を表す展です。メンバーは彫刻家、画家、歌手、詩人、書家、庭師、建築家、陶芸家、イラストレーター、デザイナー、織物師、ガラス家、鉄の造形家、主夫、主婦、学ぶ人など多彩な顔ぶれ53人。    頃は紅葉のシーズンまっただ中。紅葉狩りかたがたぜひご高覧ください。

 

「こころの目でみること」

板絵(磁土)
額(木素材にカルタペスタ)

porcelain plate 愛称:おめんちゃん1号 vol.1
wooden picture frame+newspaper-collage(carta-pesta)


「陶板」 (素材:磁土、顔料)

磁土(磁器)は、陶土(陶器)とは異なり吸収性が低く、岩や石に近い素材。
西洋のマイセンやジノリ、中国・韓国の青磁や白磁がそのカテゴリーに属する。
つるりんとしたテクスチャーとひんやりクールなイメージがあるそれを、
あえて引っ掻き汚し、ざらざらでほてりの残るイメージに仕上げたかった。

おめんちゃん
おめんちゃん

「額」 (木製+NEWSPAPER COLLAGE)
 
イタリア生活の中で接触した新聞。
ある日の新聞から全ての「目」と「すきなコトバ」を切り取りセレクトしコラージュ。
重なるコラージュの結果、偶発的に表面に残る「目」や「コトバ」にはっとする楽しみも。

※伊在住時代カルタペスタという紙のコラージュで様々なものを作って楽しんだことへのオマージュ。

写真参照/「Nasce」(生まれる)というコトバが表面化する偶然

写真参照/コラージュ接写 陶板部分

「着想は眠らない」とは?-純粋な着想-

とにかく「ムリとかアブナイということをしてハラハラ遊んでみたいんだ」。
とにかく「ノゾキたいんだ」。だれにもとめられないで。

これがわたしの純粋な着想でした。

制作に限らず、まいにちを暮らす中でも、
心の奥底にいつもこれがある。
いろんな理由で、すべては実現できないけれど、
フリーチャンスがあたえられたんだもの。

いつもの、あの「沈黙」に、
あえて深い自分だけの「闇」を笑ってみようじゃないか?

薄い磁土の板を乾燥させる。
ようやくまっ平らになった白い磁土の美しい板。
どうしてかな、美しいものを崩したくなる心があばれる…。

着想と創造のあいだの -沈黙と闇-

【ギャラリー忘我亭とCocciorinoの対話より抜粋】
 

Cocciorino: 着想と創造のあいだの沈黙。お客様の力って、闇の中でもがいているときこそつくづく感謝するもので…。

ギャラリー忘我亭:着想をそのままカタチにするのは、なかなか大変なこと。
大失敗を重ねても突き進む信念と勇気が必要ですよね。そしてなによりもうれしいのは、その間黙って待っていてくれる人たちの存在です!

 

通常わたしの仕事はご存知、器やオブジェをつくり、作家作品として販売しています。
クラフトマン的な信念や技巧も尊みつつ。

どの仕事においても、「着想」や「創造」への想いは同じですが、
わたしにはその間に既述の「沈黙」「闇」があります。
自分しか開けられない空間。
その中でもがく苦悩には快感があり…。
闇の中で救われるのが、完成した暁に喜怒哀楽のアクションを
起こしてくれる人(見てくれる・使ってくれる人や動植物)の存在でした。


しかし今回は、その闇に利他を意識しない。
純粋な着想をわがまま放題、ゲラゲラ笑って「闇」をかきまぜるのだ。

写真/鏡の中のおめんちゃんをかぶった自分

一度まっ平らに乾いた板に、色化粧土を盛って引っ掻いたり拭き取ったり。
そしてまた乾かして、色を重ねていく。
近ごろ器でも試みている独自の技法。

色をのせると乾燥板が再度水分を吸収し、再度ぐにゃぐにゃに。
金魚すくいの最中が崩れやすくなるような、あの感じ。

1日1日様子を見ながら進めた作業の中で、純粋な「着想」は倍増し、

窯を焚く日の直前まで毎日着色を試みました。

「着想」が倍増するとき それが「創造」

表現したいコンセプトは先立って決まっていました。
目を見て話すことの大切さ、目を通してみる風景へのオマージュ。
心、目、木々。組み合わせると「想」。

瞳にうつるものを見ることの大切さを。

こころの目を体験してもらう みんなでゲラゲラしよう①

おめんちゃんは額から外すことができます

かぶる: 額の裏から、お面のようにかぶると、見えるもの。
のぞく: 額の表から、お面の目の中をのぞけば、見えるもの。

おめんちゃん図録 みんなでゲラゲラしよう②

#1~#7までのおめんちゃんを写真に撮り、簡易冊子を作成。

この目を通して見えたものはなんですか?
おめんちゃんをかぶったあなたは誰ですか?

おめんちゃん
おめんちゃん

おめんちゃんシリーズVol.1は「着想」がわいたら少しずつ作り溜めて遊ぼうと思っています。
ありがとうございました。

さいごに

新しい「闇」の乗り越え方を知ったいま。
なにかが変わったような気がします。

自分のクラフトマン分野である生業も、少しずつ変わるのではないだろうか。
黙って「沈黙」を抜け出てきたわたしに微笑み返してくれる人たちに、
もっと気づけるクラフトマンになれるのではないだろうか。

いつなんどきも、遊んで笑えば、怒って泣けば、なにかに気づくのよね。
この「着想は眠らない」展には、とても感謝しています。

新しい「沈黙」の乗り越え方だった。
とても純粋で愉快な創造だった。

ファイン!

WHO?

 

         who is tamamiazuma?

 

DONABE PROJECT?



 



「旅する土鍋」プロジェクトとは?

90年代、陶芸弟子として住んだイタリア。

帰国後 2013年より「土鍋コッチョリーノ」=「ちいさな広場」を抱えて旅をしています。イタリアの
ピアッツァ(広場)には、耳をすませばたくさんの言語が飛び交い、想いやエネルギーが集結しています。土鍋を囲むと広場にいるような気持ちになり、話題は広がり心も満たされるのです。

 

そんなわけで土鍋と旅に出ています。
土鍋コッチョリーノは、調理もできるうつわです。

WHAT'S NEW?

Facebook Cocciorino(工房)

EXHIBITION

完売御礼

プッシュプルクリスマス展

完売御礼

 

我妻珠美 陶展

2021年9月22日(水)23日(木)

10階 リビングフロアー和食器

 

※2日間限定展示

※22日は抽選入場

※事前オーダー抽選

(会期中オーダー受付なし)

 

完売御礼

2021年 2月5日〜13日 

銀座エクリュ+HM 
※5/6/7日は予約制

完売御礼

2020年11月
「クリスマスギャラリー展」
CAFE PUSHPULL 

2020年10月
「着想は眠らない」 蓼科忘我亭 

 

2020年9月
Milano XingCha Exhibition 中止

2020年8月
「旅する土鍋」イタリア 中止

2020年6月

「食を楽しむ」陶展  新宿高島屋10F 

2020年6月17日〜23日

新宿高島屋10階
10:30-19:30(時間短縮営業)

          03-5361-1111(新宿高島屋 代表) 
            (オーダー納品終了)

2020年2月

 

「はるのいのち」陶展 
CROCO ART FACTORY 横浜元町 
(オーダー納品終了)

2019年12月

「ワークショップ土鍋で冬を蒸す」

CROCO ART FACTORY 横浜元町 

2019年10月
「着想は眠らない」公募展 
Gallery 忘我亭 蓼科
インターリンクアート賞 受賞

2019年10月
建築家の会にて
「土鍋料理とおはなし会」
WHAIS 荻窪

2019年冬

「旅する土鍋」東欧 視察 中止 

 

2019年11月
Caffe Push Pull 終了

 


2019年夏
「旅する土鍋」イタリア 終了

南マルケ「ラベンダー祭り」
北マルケ「ハーブ工房訪問」
トスカーナ「水車小屋訪問」
ヴィンチ村「ワイン祭り」
カラブリア「地方の土鍋料理」
リグーリア「日々の土鍋料理」

食をたのしむ 2人展
新宿高島屋 10F
(TAKASHIMAYA Shinjuku Tokyo)
2019年05月22日~28日
※全日 在廊 終了

2018年12月 Ecru+HM
チャリティー展 終了

2018年11月 push pull
グループ展 終了

我妻珠美 陶展 -秋を炊く-

Ecru+HM(Ginza Tokyo)
2018年11月16日~24日
※21日休廊

直火はもちろん、オーブンや蒸し料理まで使えるサイズちがいの土鍋や器を揃えます。10年以上企画してくださっている銀座の古き良き建物内にある小さくて品あるギャラリーでの定例展示です。どうぞお気軽にお越しくださいませ。

2018年10月
「着想は眠らない」 公募展
蓼科忘我亭 終了
インターリンクアート賞 受賞

2018年 7〜8月
旅する土鍋イタリア 終了

DUETTO
Tamami Azuma and Special guest GUIDO DE ZAN

CROCO ART FACTORY(横浜元町)
2017.12.16 - 12.24

クリスマスにむけてミラノでセレクトしてきた師匠GUIDO DE ZANの作品とtamamiazumaの作品がいっしょに並びます。

2017.9.27水-10.3火
新宿高島屋 10F

ギャラリー暮らしの工芸

※詳細はブログ内にて

イタリア「旅する土鍋vol.4」
(プロジェクト取材)

終了いたしました
イタリアを大きな土鍋を周る旅
カラブリア、マルケ、トスカーナ、ボローニャ、ミラノなど 2017.7月-9月
※「土鍋と旅」(仮)冊子発行予定

イベント「交差展 vol.10」

終了ました
2017.3.5 sun.-3.12 sun. 横浜元町
主催CROCO ART FACTORY

※我妻珠美 作品展示先
ジュエリーショップ「CHARMY」

個展 「我妻珠美 展」

終了しました
12月3日から11日まで、銀座一丁目のギャラリーEcru+HMにて開催いたします。

詳細についてはHP内ブログをご覧ください。

グループ展  CHIRISTMAS

終了しました
CAFE&SPACE PushPull クリスマス展に参加します。
http://cspp.web.fc2.com/

公募展「着想は眠らない」

終了しました
公募展
#第4回着想は眠らない展   
出展作品「すみっこのひみつ」(版画/陶)
Gallery Bougatei 

プロジェクト「旅する土鍋vol.3」

帰国しました
イタリアを大きな土鍋を周る旅
トスカーナ、ボローニャ、ミラノなど
2016.8月-10月 冊子制作予定

ミラノ2人展「Ceramica」        Guido de Zan / Tamami Azuma

終了しました
#EXHIBITION

2016.09.29木 - 10.01土 *15:00-20:00
Studio Guido De Zan via F.Brioschi 26
+83 3476846842 info@guidodezan.it
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#RECEPTION
2016/09/29木 *18:00-21:00

個展 「Cocciorino工房より」

終了しました
夏の土鍋使いをご紹介いたします。フィレンツェ田舎暮らしを楽しむ木工職人アントネッロの木のスプーンも。


2016.05.21(SAT)-06.05(SUN)
11:00-19:00 ※木曜定休
Galleria Tokino Shizuku
〒231-0861
東京都世田谷区南烏山3-11-29
ラルゴ芦花公園405
TEL 03-3307-8224

個展 「天空の灯り」

終了しました
2016.04.16(SAT)-24(SUN)
11:00-19:00 ※月曜定休
CROCO ART FACTORY
〒231-0861
横浜市中区元町1-71 メゾン元町 2F
TEL 045-664-4078
⇒MAP