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年度末にむけての納品が佳境。
オーダー制作の泥にまみれている。
どうせ仕事で徹夜しているのだから、
長時間オーブン料理「パテ・ド・カンパーニュ」。
ペッパーやナツメグ、ローリエやハーブ、
そしてブランデーの香りだけで酔いそう。
おいしかった伊生活時代より、「おいしい器」づくりをめざしていた。
それは、まだヨチヨチだった子どもの発言で決定づけられた。
「どんな花がいい?」
「おいしそうなのがいい」
「どんな服がいい?」
「おいしそうなのがいい」
「どんなごはんがいい?」
「おいしいのがいい」
なるほど。
写真:イチゴミルク色の長手皿/半磁土 Cocciorino
「料理にあう器」を考え、「器にあう料理」を考える。
シーソーみたいな生活は、童心に戻るような心地よさ。
パテのような柔和な色のお料理は、お皿合わせがチト難しい。
白いお皿が無難である意味がそこにある。
どんなお料理も、器によって、味のイメージが変わる。
特にこのパテは、「カンパーニュ」と名がつくだけあって、ウッディ―な香り、ナチュラルなフォレストカラー、アウトドア―な自由さというイメージワードが出てくるので、そういう器を選びがち。もちろんそれはマッチングするだろう。そこを、ピッとある法則で一転させてみる。すると、ちょっと新しい器合わせができるだろう。お家にあるいつもの器づかいが一層楽しくなるかも。
近くにある「器の味」を想像してみて!
Bon appétit!
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