今日も、きっとむふふなことが起こるだろう。
この国は「きょう3つのことがしたい」と期待すると、1つのことしかできない。「1つもできないかもな〜」と気楽に思うと、やっぱりそうだよねと思うし、1つか2つできると「やったじゃないか!」と儲けた気分になる。でも、やっぱり3つ、4つのことはなかなかできないし、やれそうと欲張りそうになっても、この国の人以上のことをしようと思うのはやめておいて、この国の人のようにお茶を飲んだり、一杯食前酒でもひっかけたほうが、言葉では説明できないけど、なんかお得だ。
相手が「まったくだよ〜しかたないガマンするしかないね」と言えば「だね〜」というしかない。「でもさ」と奮起して顔色を変えてもいいことなんてない。それは、自己主張や意見とは違うのだ。文化とはそういうものだ。
朱に交われば赤くなる
Chi va con lo zoppo impara a zoppicare
ケータイSIMカード更新するため、月曜朝一番でVodafone Shopに行く(日曜定休:不便)。順番チケット取って呼ばれるのを待ち、いざ順番になって要件を話したら、イタリア国内Vodafone全店舗のサーバーがダウンしていると強気で告げられた。従ってSIMはもちろん本日は全事務処理ならび電話機購入もできないというこという。本日改善の見込みはない。明日の予定も誰も確定できないと。えっえっ〜!ほら、きた。
こんなこと日本で起こったら、ツイッターで大騒ぎ、ネットやニュースで謝罪文が出て、店頭では頭をさげる店員さんがかわいそうに雨に濡れるのだろう。Vodafone Italiaの店頭、昨日のストの鉄道駅でも、一切頭を下げて苦情に対応するスタッフというのは一切見当たらない国なのだ。
だからといって日本の対応もどうなのかな?と、こんなときふと思う。
過度に迎合するから、あんたが悪い!と、お客側も調子に乗りすぎる。
日本のあれもどうかね?と、考えたり。
「はい、わかりました、がまんするわ」「また来るわ」
そう言い残すと、「OK!また会おう!」だもんね。
そちらが赤いなら、こちらもピンクくらいで対応するほうが気が楽だ。