約1ヵ月間にわたる展示が閉幕。
主催のギャラリー忘我亭の“作品をそだてる愛”と
“作者を鼓舞する愛”(下手にけなさず上手にほめない)は、
海を隔てた滞在先のイタリアまでも届くほど。
まだまだ技量の足りない作家だが、
だれよりも楽しんだ!という確信はしっかり。
アートで生きるのは簡単ではないからこそ、楽しまなくてどうする!
最近の吹っ切れた感情を素直に出せた展覧会だった。
忘我亭ブログ⇒★
今回は、イタリアでの催事が重なったりで、
会期中はほとんどイタリアに滞在していた。
留守中はギャラリーにお世話になりっぱなしだったが、
オーナーが作家以上の愛情で作品をそだててくださった。
そして今回、助っ人というには恐縮である
大先輩アーティスト平林義男氏が一緒に壁を飾って下さったことで
一層華やかな展覧会となった。深く感謝申し上げたい。
ギャラリーから続く森の道をまっすぐ行くと、
精霊たちがサークルを描くスポットに辿りつく。
珍しいキノコや鮮やかな花が咲き、
土にはモクモクとと虫がはう。
おめんちゃんの下には、
イガを割った栗の実。
リスの落し物なんだそう。
なんて、ゆたかな森なのだろう。
なんて、ゆたかな…。
ゆたかなアートとは?
耳を澄ます。
精霊たちがひとつだけ言った。
「よ・く・ば・ら・な・い」。
欲の集まりがゆたかさではない。
なるほどね。
手のひらにあふれるほどの
何かをつかもうとするのはやめよう。
よくばらないゆたかさ。
精霊におしえてもらったこと。
続編はみなさんがおめんちゃんをかぶって「精霊」になった様子を特集したいと思っています。
途中イタリア催事報告記事も入りながらのアップになるかもしれませんが、どうぞ首を長くしてお待ちくださいませ。 (tamamiazuma)