写真:「海のタネさん」
先日、ある新設保育園の内覧会にうかがった。園のオーナーは名古屋の保育園のアートワークを担当させていただいたときに出会ったかた。新園のお祝いに包んだのは「タネさん」。これは100gの陶芸粘土で焼いたオブジェで、この数年間、国内外でいくつかのワークショップで活躍してきたタネさんたち。
「魂をふきこもう!」という一言で自由に顔など描いてもらい、ワークショップの特性ごとにプログラムを自由に組んで楽しむというプロジェクト。「タネさん」の説明はするものの、動物や電車に見立てる子どももいて大変興味深い。お国が変われば色使いや大胆さも変わる。しかしながら共通する点は、顔と名前をかけば、たちまち「ジブンのもの」になること。
写真:タネさんのお祝い
そして、先日ひさしぶりにかわいいかわいい9か月のベベちゃんに会ってきた。無我夢中で半年子育てをしてきて少し経ったころ、ベベの自我もわいてくるそのころ、ママは疲れていたもんだ。そんなママとベベに小さな魔法をかけたくて、すきま時間に「タネさん」を渡してきた。イラストレーターでありでグッズデザイナーでもあるママは、きっと楽しんで顔を描いてくれることだろう。
顔を描くということは案外むつかしい。紙の上のラクガキとはまた違って、二次元、三次元になるとむつかしいことがたくさんあるし緊張もする。それが人生だもの、あたりまえ。ゆっくり考えよう。描き終ったら楽しもう。
過去のプロジェクトで子どもたちが楽しんでいる様子はこちら。
→「たびするタネさんプロジェクト」
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