土鍋といえば炊飯かスープといっても過言ではないだろう。
先史時代(縄文時代)に調理用の土鍋が発明され、そこから汁をのむ食文化が始まったといわれている。「ポタージュ(とろとろスープ)」や「ポリッジ(お粥)」は土鍋(POT/ポ)から派生した言葉だとか。一方でラテン語のSUPPARE(伊語ZUPPARE)は「しみこませる」という意で、もともとは「しみこませるパン」のことを指していたようだ。イタリアでもスープを「ズッパZUPPA」というように、オリジナルはパン入りのスープという意味であったらしい。
一日一食は汁物をとるよう心がけている我が家。一度にわりと多めにつくる。なぜなら腹ペコがいるのと、2度楽しみたいから。
写真は、残った野菜スープをポタージュにしたもの。あまったスープを具と汁にわけ、具をフードプロセッサーで撹拌してどろどろにする。水分が足りないようだったら汁を足す。その後、豆乳を加えて加熱し、塩こしょうで味を整える。ブロッコリーと砕いたグリッシーニとカシューナッツをトッピングで、土鍋の「ぽ」である「ぽたーじゅ」完成。
材料参照
<1日目のスープ>新タマネギ、カボチャ、白菜、ニンジン、鶏むね肉、塩、こしょう。
<2日目のポタージュ>1日目の残りスープ、塩、こしょう、オレガノ、あればお好きなトッピング(ナッツ類、グリッシーニやクラッカーやパン、ブロッコリー、パセリなど)
タイムリーなことに、このあとスープのオーソリティ有賀薫さんの「スープブレスト」に参加してきた。次回は、そのときにつくったスープやポタージュを紹介したいと思う。
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