先日、スープ作家 有賀 薫さん(著書「365日のめざましスープ」)にお誘いいただき「スープ ラボ ブレスト的な料理会」に、器作家でありワークショップ受講者として参加させていただいた。この会は、わいわいコミュニケーションを取りながらのブレストのような会であることが伝えられ、料理家、パンのオーソリティ、イベントコーディネータなど、それぞれの畑でご活躍するみなさんが集まった。汁物を毎日とる生活をこころがけている私にとって、とても参考になった上、もちろん器づくりのヒントもたくさんいただいた。
ブレストの内容は薫さんのFB記事で少しご紹介されている。料理のレシピや詳細は、薫さんの次なる料理教室(または公開されたら)をお楽しみに!
まずは、この会でいくつか作ってくださったスープの中から一品を自宅でもつくってみた。
ナスとトマトの組み合わせはテッパンだが、いかにシンプルで簡単に料理するか。面倒なことを省いて身近なスープに仕立てるか。これが薫さんのテーマ。もう知っている料理かもしれないからこそ、そこをシンプルに、そしてだからこそ「基本の大事」や「ちょっとヒント」など、おしゃべりから出てくるポイントが身に入る。むずかしかったり凝った料理だとここまで記憶が届かない。
<材料と使用したCocciorinoの土鍋は以下の通り>
・ナス(皮目を縞目に削ぎ賽の目カット)
・トマト(今回は完熟プチトマト使用)
・オリーブオイル、鷹の爪、水、塩、ミント
浅土鍋(炒め・煮込み・食卓までオールインワン)
わたしが望むスープワールドとは「飲むスープ」と「食べるスープ」の使い分け。葡萄酒など飲みながらだと、前菜に冷製スープなどが出てくる分にはよいが、途中で汁気の多いスープは遠慮気味になる。逆に日本酒をほどよく飲んだ後の〆に温かい汁気の多いスープがうれしかったりもする。
そんなことから、ブレストの中で、お酒に合う「食べるスープ」をリクエストした。このラタトゥィーユ的なナスとトマトのスープならバッチリ。ナスとの相性が良いミントを添えて。これから夏の季節も簡単に手に入る素材ばかり。ミニミニ土鍋に盛り付ければ、温めなおすこともできるし、これからの季節は、逆に土鍋ごと冷蔵庫で冷やしていただくのも乙。
後編ではこの「食べるスープ」をCocciorino独自で
クロスティーニに変身させるので次回をお楽しみに!
「地球のかけら」を意する工房Cocciorinoは
魅惑の素材をのせる器として
地球を応援していきたいと願っています
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