夏は夏らしいものを食べよう。夏もあたたかいものを食べよう。このふたつを心がけて梅雨を、そして暑い夏を今年も乗り越える。夏はウリ科の野菜が元気である。
野菜はここ10数年、応援している山梨の農家から取り寄せているが、その他はできるだけ地元野菜や、災害などで応援すべき産地のものを見つけて買うようにしている。中野は江戸時代から白瓜の特産地だったとかで、先日お手頃な価格で入手した大きな「江戸大越瓜」をどう料理しようか考えた。
ひとつめは、簡単に白瓜を輪切りにして、塩昆布を和えて1時間ほど冷蔵庫に入れて味を落ち着かせたもの。夏の清涼感あふれる副菜!ごはんもお酒も進む。
ふたつめは夏でも一汁をこころがける生活のなかで、やはりスープへのトライでしょう。めんどくさがり屋なのでレシピをあまり見ないわたしは、作陶にならび料理も創作の日々がほとんどで、家族は実験につきあう相手である。
結論からいうと、このスープはまだまだ改良の余地あり。わたしはこの雑味が好きだったが、男性陣は、あれもこれもと入れた調味料や食材、つまりは私の迷いをズバリ言い当てた!すごい!手抜き料理でも品数少ない献立でもちょっと失敗した料理でも、おいしいおいしいとポジティブに食べてくれるので助かる毎日だが、実は味覚は鋭かったりするのだ。
要は、中華なのかエスニックなのか、はたまた和なのかよくわからない国籍の坩堝となってしまったということで。以下は反省をこめて、恒例の超アバウトな記録メモ。
恒例の「数字のないなんちってレシピ」(5つの赤字に反省をこめて)
1.鶏ひき肉にゴボウのみじん切り(※)塩を和えて丸める。
2.白瓜は縦半分、タネ部分をくりぬき、1cm厚くらいに切る。
3.湯だった鍋にオキアミ(桜えび可)と中華帆立出汁をひとつまみ入れ、1の団子を投下。
4.団子の色が変わってきたら2の白瓜を投下。もやしも投下。
5.塩で味を整え、水で溶いた片栗粉でとろみをつけ、最後に酢を入れる。
6.パクチーを添えて。
※ごぼうは良く洗いピーラーで薄切りにして、さらにみじん切りにする。水にさらし灰汁をぬく。
※5つの赤字部分は、次回は入れない。