新宿高島屋での展示、無事に終了。毎回たくさんのお客さまが会いにきてくださり、毎回あふれでる感動を覚えます。今回も、とぎれることなく大勢のお客様にご来店いただき、ありがとうございました。本日のみ強制休養日とさせていただき、明日からオーダー品と、次回個展のための制作に突入いたします。
制作に注ぐエネルギーを100とすると、販売のそれは10〜100倍。なぜなら作家から分身が離れるときのインパクトは強烈だから。窯から出て展示する段階で、もはや客観的な視点で作品をみることができエネルギーも半分以下になり一見平穏ですが、しかし作品には隕石のようなエネルギーが宿っているわけで。
こちらの不定期なHPのブログ更新を読んでくださっている方、インスタグラムやFBやツイッターなどの情報を追って読んでくださっている方、その数の多さにいつも感謝してもしきれないほど。知人、友人にも大そう筆不精(連絡不精)であるのに長年応援してくださり…。お仕事でお休みが取れなかったり、ご家族のご都合でお出かけできない方の前で、こんな好き勝手に大土鍋を持ってとびまわる姿や青い空や海を他愛なくお見せするなんて、これでいいのだろうか?と、ふと考えたりするのですが。しかしながら、展示会場で直接みなさまとお会いするたびに“ブレずに進みなさい”という声や背中を押されるような追い風を心が感じるのです。
指をピッとひとなめし空に立て、追い風が吹く限り、風を切って走って行こうと思います。もしも向かい風を感じたとき加速や減速を調整するために、ひそやかにブレーキが劣化しないよう磨いてくれている家族や親友がいることにも感謝しています。
たくさんのお客さまと、風の調整をしてくれている親友や家族に感謝して。姿がみえなくとも見守ってくれている人の風の声にみみをすませながら。ありがとうございました。