ほぼ毎日どこかにスープが登場するといっても過言でない我が家。うぶうぶベビ少年時代から好きなものはなんですか?の問いに「おみしょしりゅ」と答えていた青春。なにをかくそうお酒をこよなく愛する者として、汁物を敬遠していた時期もありましたが、伊在住時代に目にした「離乳食」や「パッパ」というパン粥をつくるようになってから「食べるスープ」を含む許容範囲が広がりました。(今回の有賀さんの本にも「食べるスープ」期待できますよ!)
毎日せっせと料理をつくる者として、わりと料理を得意とする者にとって、最初はレシピは要らぬ、そんな感覚をもっていましたが、数年前にある参加型の料理教室に行って意識は変わりました。「知っていることでも人の手や発想を知る」ことは応用と発展につながるのです。既によくつくる料理でもレシピを見ると基本に一度たちかえり、さらなる発展につながる。
有賀薫さんの新刊「帰り遅いけどこんなスープなら作れそう 1、2人分からすぐ作れる毎日レシピ」をタイトルから「初心者用」とあなどるなかれ。1、2人分から「単身者用」と看過するなかれ。あしがためこそ毎日のスープなのです。ぜひぜひ!
冒頭の写真は、新刊から「にらとザーサイと焼きお揚げのスープ」。過日、有賀薫さんのワークショップでレシピ拝借。昨今の野菜高騰期にニラなら安い!と飛びついてすぐにつくりました。実はレシピを一歩アレンジして、あとから温め直しできるよう一人用の土鍋に盛りつけました。(直火、レンジ、オーブン可能)
有賀さんの許可のもと写真掲載します。
新刊発売は2/16!(一部、都内書店にてひらづみ販売開始)