春になると構想がふくらむ「ドナピク」=「土鍋ピクニック」。
「旅する土鍋」でイタリアをまわっていると、アウトドア(テラスなど)で土鍋料理を食べる機会が多いことからこの発想がじわじわ湧いていました。昼間にかかわらず、夜のパーティや夕食時でも、ほの暗い野外で土鍋のお料理がふるまわれる。あるときは、キャンドルの灯りだけなので撮影すら成功しなかったシーンもありました。すてきな文化だと思います。
土鍋の重さとワレモノであることは難点ですが、身近なお庭や、クルマでの移動であれば可能です。もっと暖かくなったら、どんなお料理を土鍋に入れて「ドナピク」しようかな。
冒頭の写真は土鍋で炊いた「春色鯛ごはん」。鯛のアラを入手したので、出汁を取るつもりで鯛を入れました。春らしくピンク色に炊いたごはんとほんのりピンク色に染まった鯛。アヤコさんにつくってもらった世界にひとつだけの「旅する土鍋ふろしき」を敷き、庭の梅の枝を添えてみました。大土鍋のごはんにはフィレンツェのアントネッロさんにつくってもらったこれまた世界にひとつのおしゃもじ。
最後に、恒例うつわ職人の「なんちゃってレシピ」いきますよー!
1.白米9割、1割に黒米とお好みの雑穀(麦類、あわ、ひえなど)。
2.鯛アラの下ごしらえ(血合いを落としよく洗う⇒湯通し⇒塩を魚の身に揉みこむ)。
3.①と適量の水、②と昆布、生姜薄切り、酒、適量の水(※)を入れ土鍋で炊く。※炊飯時の水分量はそれぞれでお調べ願う!
4.土鍋炊飯は約20分+蒸らしタイム!鯛からの塩気がごはんに移りちょうどよい!黒米入りでピンク色!おこわのようにモチモチに!
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