春はカラダの血流も心のざわめきも活発にうごく季節。寒さにまけないための冬の防寒着も、溜めこんだ老廃物も、意識して捨てる手伝いをすると気持ちのよい春がくるんだなぁ。atelierハル:G
伊嶋まどかさん(薬膳スタイリスト)の「4月の薬膳茶話」に参加しての実感。
古代中国から発した「五行思想」とは、万物は5つの元素(木・火・土・金・水)からなるという説。自然哲学思想から日々の食事や体調を相関的に考えることは「思想」というより「意識」かな。春の象徴は「木」であり五臓の要素では「肝」。大きく枝や根をのばす春の樹木を想像しながら、内臓の働きや血や体液の潤いを意識する…。このところ春の野草やタケノコを好んで食べまくっていたのは、そこに芽を出す(発陳)から食べるだけでなく、カラダが「解毒」や「排出」を訴える季節だから、あえて昔の人もむさぼり食べていたのかな(解毒反対説など諸説ありますが)。そもそも山菜のえぐみは、虫など外敵から身を守るための防衛手段。少なくとも自然と人間がうまく共存する循環図があったのでしょう。
※あく・えぐみについての質問もしてきましたが、新鮮なものを多く摂らなければ悪いものではないけれど、体質によってアレルギー反応やお腹をこわしたりするかたもいるので、灰汁抜きをすることが無難ということでした。
さて、今回の座学のあとの試食会にて、いくつかCocciorinoのうつわを使っていただきました。春の土の香りをイメージするような、春のアースカラーが生きるような、素朴なうつわを選んで参りました。Cocciorinoのうつわは、どんなときも、どんなアイテムでも “おいしそう”を目指しています。例えば、時計でも“おいしそうな時計”でありますように!
左上の「タケノコの炒め物」のグラタン皿は、直火で炒め物もできるうつわです。恒例のミニミニ土鍋は、ちょっとお漬物を入れるのにも便利です。そのまま冷蔵庫に入れられます。
座学のあとは、養生にそぐう食材と試食。ご用意くださったのはメニューは以下の通り。
・「タケノコのクコの実赤ワイン炒め」
・「菜の花の白和え(はとむぎ入り)」
・「カブのおつけもの(赤米酒粕漬け)」
薬膳やお野菜にご興味あるかた、atelierハルさんでは定期的に講座を企画していらっしゃるので、ご一緒しましょう!
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