うすら寒いのか蒸し暑いのか、カラダが迷っている季節ですね。こんな時は、新陳代謝をどんどん高めちゃいましょう!
我が家の男性陣はさっぱり薄味のスープが大好きです。新生姜の香りが立つことで、塩味にもおもしろ味が出るこの一汁。超簡単さっぱり味で調理するときは、お肉を塩水(または水)にわずかな時間でも漬ける習慣が定着している今日この頃。突然つくりはじめるときは、10分でもおいしさ効果はあるのでお試しあれ。
余談ですが、夏が旬であるかのようにみずみずしい顔で出まわる新生姜。実は露地物の旬は秋。山梨の農場から野菜を届けてもらっていますが、新生姜はたしかに秋に届く。夏っ子のイメージが強いので、ハウスで夏収穫の新生姜をつくるそうです。日本人の食卓でさっぱりとみずみずしい食材を欲しているのでしょう。旬を逸脱して人々の需要に合わせるハウス栽培。ある意味、理にかなっていて悪くはないと思います。
スライスした新生姜の半分は出汁を取るために鍋に水と一緒に入れます。チキンや青菜を入れ味も調えた後に、新生姜のスライスを生で入れて土鍋のふたをしたまま食卓へ。数分後、召し上がるときに新生姜がしなっと柔らかく、かつシャキッと歯ごたえも残るような、最も新生姜を美味しく食べることができる一汁です。
1.鶏むね肉を塩水に1時間ほど漬けておく。
2.新生姜をスライスして半分を鍋に入れ火にかけ出汁をとる。
3.①を小さめコロコロに切り入れる。
4.ほうれん草(小松菜)を入れ、塩こしょうで味を整えすぐに火を消す。
5.②の残り半分を加えて土鍋の蓋をして3分。できあがり!