今年も「旅する土鍋2018」すべての日程を元気にこなし、日本に戻ってきた。帰国早々、関西の台風や北海道の地震もごちゃまぜにやってきた。そんな中で日本の夏の旬もいろいろ終わってしまった。ヘッダー写真のエダマメも文末の個展情報のトウモロコシも個展PR用に撮影したものだが、旬とはうれしくもあり切なさもあるのね。
旅の様子は別途記事にまとめており、4年前につくった小冊子の第二弾として出したいと思っている。ただの言い訳なのかもしれないが、いやいや毎年思う不思議なことがある。現地では(その地を離れて別の地でも)、顔を天にむけながら、そのときの気持ちや想いがスーッと思い出せる。オリジナルな言葉が湧き上がり、その場の風のおかげだろうか、それとも香りだろうか。ガヤついた喧騒と言葉、まったく反対のセミの声しか聴こえない静寂と言葉のなかで。東京に帰ってくると間違えた感情が介入されたりするので注意して記事を書いている。
イタリア現地仕様のケータイもポータブルWiFiも持っているのに、なかなかどうしてリミットがいろいろあり思うように使えない。会いたくて訪ねるかたの家にお世話になることが殆どなので、PCを開くより、人と話して、人から聞いて吸収したい。眠さに負けそうな直前も、PCでなくその家の主の言葉に浸かりことんと眠りたい。都市でなく地方に滞在することが多いので、電波もWiFiも思うように入らない。これらソフトとハードの問題で原稿は滞っていて。まずは、この秋の個展作品づくりをせっせと。
小冊子は来年になると思うけれど、どちらも乞うご期待。
このあとは、通常営業にもどり土鍋のつかいかた提案や、展覧会情報などいつも通り掲載する所存。
我妻珠美 展-秋を炊く-
2018年 11月16日~11月24日 ⇒詳細
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F
Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)
※かれこれ10年以上企画してくださっている老舗ギャラリー。
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