カボチャの日は過ぎ去り、うちに2つもゴロゴロしているバターナッツを見つめる。野菜を配送してもらっている山梨の農場から、どんどこバターナッツが届く季節。保存も利くし少し置くとおいしくなるから、もちろんペンで顔も描いて飾った。(もちろんじゃないか!?)
ポタージュに仕立てることが多いが、今回は豆乳で炊いてみる。落ち着きある味に炊き上がるのは、白味噌のおかげかな。パセリもいいが、ワケギやアサツキのほうが合うかもしれない。
イタリアの市場でもバターナッツを見かけた。手書きの黒板には「産直!自然の農業 オーガニック野菜」」と書いてあり、おにいさんが一所懸命そのこだわりを説明しながら、じゃがいもやカボチャ類を売っている。その中にバターナッツもあり、イタリア人も足をとめて興味深く聞いていた。
1.バターナッツを角切りにする。薄切りハムはちいさな正方形に切る。
2.少量の湯で白味噌を溶く。
2.土鍋に米を入れ、水と豆乳(半々)に②を加え、さらにベーキングパウダーを小さじ1加え、最後にひとかけの無縁バターを落とす。
3.フタをして沸騰するまで中火、沸騰したら弱火で20分。10分むらす。
4.わけぎやあさつき、パセリなどを散らしてどうぞ。
子どもが小学生のとき、大豆から豆腐づくりの研究と試作をいやになるほど重ねた。大豆たんぱくは65℃くらいから固まりはじめるので、豆腐をつくるときは75℃くらいでにがりを入れて固める。一度沸騰させる米の炊飯において、分離、凝固は止むを得ないが、分離して出た豆乳の液体にもソイプロテインが含まれているだろうし、炊き上がってかきたてると分離した湯葉状のものもおいしさに変わる。
野菜や味噌(カルシウムやマグネシウム)が加わると凝固はすすむのかもしれない。ここは専門家でないのでエビデンスはないが、ものしり情報で知ったアルカリ性のベーキングパウダーを入れると少し良いような気がする。
INFORMATION
我妻珠美 陶展 -秋を炊く-
Tamami Azuma
Ceramic Art Exhibition
Ecru+HM (GINZA TOKYO)
2018年11月16~24日 ※21日休廊
12:30-19:00 (Last day 17:00)
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル4F
詳細・お問い合わせ Ecru+HM