ウドのシャキシャキ感と白さは、洗いたてのシャツみたいだなと、包丁をいれるたびに思います。アク抜きのため少し厚めに皮をむいて酢水につけておけば、真っ白です。
菜の花とウドに、ホタルイカという春の海と野をあわせたパスタをつくりました。ホタルイカから十分おいしい出汁がでるので、味つけは少しの塩と、能登で買ったイカの「いしる」(魚醤)ほんの2滴。なければふだんの醤油で。(※せっかくのウドの色が茶色くならないように気をつけて)
ウドが、ホタルイカ色(ほんのりピンク色)に。ああ染まっちゃったぁと、シャツだったら泣くのに、なぜか春らしくなったウドにはうれしくなりました。
ソースはいたって簡単なので、パスタの茹で汁を乳化させておいしく仕上げます。イタリア人のそばで感覚的に教えてもらったのと、ここはなんちゃってレシピなので分量などは書きません。感覚をつかむまで何度かやってみてくださいね。
ソース
1.オリーブオイルでホタルイカ(目など取る)をさっと炒め、菜の花の茎、酢水にさらしたウドを、サッといためるだけ。最後に菜の花の花芽を加える。ホタルイカから十分おいしい出汁がでるので、塩ひとつまみと、最後に隠し味として魚醤(または醤油)を2滴。(※せっかくのウドの色が茶色くならないように気をつけて)
パスタ茹で汁の乳化
1.パスタが茹で上がる3分前くらいから別のフライパンで乳化を始める。
2.オリーブオイルとニンニクを熱し、茹で汁をお玉いっぱい分くらい(※)入れ、フライパンをゆすり空気を含ませるように混ぜる。オイルが白濁したら乳化完了。(我が家はパスタ200~300g)
3.茹で上がったパスタ投入し、さらに空気を含ませてオイルを絡ませ火を消す。
4.つくっておいたソースを温め軽く和える。
※オイルやつくるパスタ量によるので、茹で汁は一気に入れずスプーン一杯から試してみてください。
盛りつけたお皿はコッチョリーノのグラタン皿。
柄ちがいの新作もご用意いたします。
高島屋での展示即売会が迫ってきました。