地球が怒っているのだと思う。
久しぶりの晴天のなか、街々を歩きまわりました。旅する土鍋でまわるイタリアでも、天候が変わってしまったという話を聞くし、実際に90年代に住んだイタリアは、夏のエアコンは不要だったし、冬のミラノはざっくざっくと雪が降り積もったものです。息を吐けば鼻の中が凍るほど冷えた白い冬が魅力的でした。
昨今の自然災害をあらためて考えながら歩く。おなかが空いて足もいたくなったことを、至福であると思えました。小さな店構えのパン屋に入って、小さな角食を。小さなサンドイッチがつくりたいと思ったから。
6センチ角の小さい食パンを薄くスライスしたのは、ローザンヌで買ったアルプスが正確に象られたパノナイフ。古い友達マガリーとおそろいのお気に入りナイフです。
ミニトマトを薄く切り、ベビーリーフを敷き、生ハムは小さくカット。スライスチーズも1/4サイズに。庭でとれた桑の実ジャムも小さなスプーンでスプレッド。
コッチョリーノ の「箱のうつわ」にぎゅっと詰めました。アリスのお茶会に持っていけるかな。12月横浜元町での個展のために「箱のうつわ」をつくっています。どうぞお楽しみに。
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