土鍋をつくりはじめて10年以上経ちました。その後、追って「家族に土鍋ひとつ」という考え方から「パーソナルな土鍋」としてミニ土鍋、ミニミニ土鍋が生まれました。
子どものころ欲しくてたまらなかった「ママレンジ」の発想から生まれたサイズです。小さなフライパンで小さなホットケーキを焼くCMがとても魅力的で。それが本当に食べられるというのだから、夢のようなおもちゃでしたが、買ってはもらえませんでした。
そして、夢は大人になってようやく「ミニミニ土鍋」をつくることで叶えられたというわけです。ホットケーキでこそないけれど、小さくてもなまいき料理がしたかったのです。
「おいしくインスタントスープ飲めます」
「罪悪感なくインスタントスープ飲めます」
ミニミニ土鍋にカップスープの規定量150(〜160cc)入れると七八分目くらいです。蓋をしめれば、野菜、チーズ、パンなどが溶けて余熱調理が楽しめ、インスタントの罪なんか吹っ飛んでゆきますよ。最後に、久しぶりの「なんちゃってレシピ」です。ドライトマトを見つけたら買っておくと便利です。
エリンギとドライトマトのクリームスープ
1. カップスープ(クリームタイプ)粉末を土鍋に入れる。
2. エリンギ小とドライトマト小を手でさく。硬くなったパンまたは残りごはんを用意。
3. お湯150cc(規定量)を注ぎ、2を入れて蓋をする。
4. 蓋をして3分くらい経ったらめしあがれ。
幼稚園から高校まで毎日お弁当だった子どものために駆使した保温ジャー。土鍋の手法で、保温ジャーにカップスープ、エリンギ、ドライトマト、パンの代わりに炊いた玄米をポトンと落としてお弁当にどうぞ。
奥に見えるミニミニ土鍋は新作です。
12月14日〜21日 個展(横浜元町)に登場する予定です。