春が確実にやってきています。啓蟄をすぎても、まだうちのカタツムリは冬眠したまま起きてきませんが。今年は、よもぎも桜も、ちょっと急ぎすぎたかもしれませんね。
日本の旬の味を見直しながら、冷静に暮らしています。ふきのとうが採れる地域に住んでいないのですが、季節の野菜を得意としている近所のお店をのぞくと、ふっくらとしたふきのとうが並んでいました。北海道からは、行者ニンニクなども。ウィルスも放射能も見えない恐れ。水が飲め、風を浴びられることには幸せを感じます。
個展以来のお便りになりました。
その節は、たくさんの皆様にお集まりいただきありがとうございました。個展中、横浜に寄港していた船を心配していたことが、世界中の大恐慌になってしまいました。国を叩くような、叩かれるような、そんな声が聴こえますが、今をジタバタしても仕方がありません。あくまでもわたしたちの声が代表されているわけではなく。だからこそ、やれることをやる。地球は丸いのです。どこに逃げようというのでしょうか。震災のときを思い出し、あの時のように冷静に暮らしたいと思う毎日です。
食べることはつづきます。わたしができることは、それを受けて立つ「うつわ」を淡々とつくりつづけることくらい。
毎年つくるふきのとう味噌の材料を載せておきます。
火にかけられるコッチョリーノのお皿は便利だなあと、自画自賛でつくっています。
ふきのとう 10個くらい
味噌 大4くらい
みりん 大2くらい
酒 大1くらい
甘酒 大1くらい
オリーブオイル(多め)
① ふきのとうをみじん切りにしてオイルで炒める
② 味噌などすべて入れて3分くらい炒めたら火をとめる(※)
③ 平らにして余熱調理。冷めたら保存容器で2週間くらいもちます。
※余熱力が高いコッチョリーノ皿で炒めた場合です