甘さが飛ぶのでイチジクは冷蔵庫に入れず、市場から買ってきたら、すぐお昼とその晩のうちに食べました。ミニ土鍋だけ冷蔵庫に入れて冷やせば、なかなか涼しいデザートになります。コッチョリーノ普及活動「一年中つかおう土鍋!」の一環として、優れた蓄熱に加えて、蓄冷を活かした土鍋の使い方もしばしばご紹介しています。
無農薬野菜を扱う「伝」さんが、すばらしく野生的なイチジクを見せてくれました。イチジクから蜜が吹き出ている。蟻がねらって歩いてくる。よし、いいぞいいぞ!その瞬間、そのイチジクを分けてもらうことにしました。虫は察知している。無農薬であるからこそ、甘いから寄ってくる。野菜や果物は、苦労して成長した姿が美しいと思っています。値段は安ければ助かるけれど、諸々の理由を考えると、本来のままが適正だと思う。日本の果物は「高いたかい」と嘆くけれど、歴史的な文化と気候や土など栽培にも理由はあるし、専門でないので省略するが、生産者の賃金を守るための制度が反映されていることも忘れてはなりません。
江戸時代初期、日本に伝来したイチジク。日本の温度や湿度に合っているそうです。イタリアの「樹の味」に比べて、日本のイチジクは「土の味」がするような。粘り強い果肉。湿った甘さに魅了されています。夏イチジク(夏果)がおわり、秋イチジク(秋果)も楽しみです。
我妻珠美 陶展「秋を炊く」
2021. 09. 22(水) 23(木)
※2日間限定展示
(展示販売数は通常通り)
新宿髙島屋 10階 リビングフロア 和食器
店舗営業時間ご参照願います。
▶︎初日は抽選入場
▶︎土鍋の受注(限定数)
▶︎会期中のオーダー受付はありません。
■応募期間:
9月3日(金)午前11時から
9月9日(木)午後6時しめきり
詳細は髙島屋HPご参照ください
■オーダー :
髙島屋HPご参照ください
(会期中のオーダー受付はありません)
▶︎新宿髙島屋HP→「イベント」→「リビング」