これほど毎年くりかえすひとり旅。 思えばひとり旅のはじまりが2つある。
桑の実にすねたのかもしれません。写真は、豆皿のなかで梅の熱情が走っている一枚です。...
風はさわやかですが、夏の食事を欲する季節になりましたね。 春の山菜がまた来年ね!と姿を消すころ、枝豆にとうもろこし、早いものが店頭に並んでいます。...
「一般論でない何かをみつけるために旅をする」と前置きしながら。 料理教室もレシピも参考になるし大きなヒントにはなるのだけれど。どんなにイージーでもテイスティでも、けっきょく思い出したり見直したりするのさえできないズボラな性分。...
お客さまでもありすてきな交流をつむいでいただいている水野佐知子さん。彼女がご亭主をつとめられたお茶会で、ミニミニ土鍋よりさらに小さな特別サイズのチビ土鍋を香合にお見立ていただきました。昨年から香合のご相談にお応えしてつくった作品。お茶会のテーマは「旅」。ご亭主はCocciorinoの「旅する土鍋」を推してくださいました。...
僭越ながらひとり細々とつづけているCocciorino「旅する土鍋プロジェクト」と、ロベルト氏の「マルケをかばんに詰めてプロジェクト」の活動が重なり、学びにになり、アイディアとなり、すべての栄養になり、とてもうれしい。氏は、葡萄酒から古代小麦粉などマルケの食材を可能なかぎりカバンにつめて「地中海式食事法」を紹介するために腕によりをかけてマルケ料理をつくってくださった。日本と重なる部分はたくさんあり、氏は「農家のおばあちゃまの味」からの伝承料理の語り部となったり、生産者を紹介して支えたり、現代の食事情においてもやさしく警鐘を鳴らす。古代小麦を使用することで過剰なグルテンを軽減させアレルギーを防ぐ啓蒙をうながしたり。「パスタとパンの国でそれらが食べられなくなってしまったら残念ですから」と、あくまでマジメなのだけれど食いしん坊なロベルト氏のおちゃめさが好い!
オリーブオイルソムリエの陽子さんのご紹介で出会ったロベルト・フェレッティさん。去年の夏「旅する土鍋プロジェクト」のために、ロベルトさんが“Cocciorino Work shop”と銘打ってとっても温かいディナーパーティを企画してくれました。...
彼女との出会いは、90年代初頭フィレンツェの語学学校での出会い。そこからは音信不通。二度と会えるなんて考えてもいなかった。近年のインターネット時代、彼女とのアプローチが開かれたとき、 巡りあわせとはこういうものかと素直に思いました。