※以下写真については了解をいただいて掲載しております。個別写真の無断引用、無断転載を固く禁じます。
「タネさんの誕生」
ふとやわらかい粘土を思い出すような形。ふっくらまるくて、ちょこんととんがっている形。それは「水」の形、「タネ」の形です。多くの赤ちゃんが無意識にちゅーちゅーするので、とてもかわいいです。陶の器と同じで洗えます。落としてもケガするほどの重さではありませんが、投げたらいろいろなものが壊れます。人も壊れてしまいます。気をつけましょう。
「タネさんの故郷 土と水」
生まれながらに感じるなつかしさ。生まれる前からカラダに触れてきた「水」。生きるために根っこをおろす「土」。それらがまるごとつまったタネ。
手で包むとほのかに温かく変化してゆく素材。小さな手にも大きな手にも、握力の弱い手にもなじみ、力強い手でも壊れない。タネさんを握ると、体温が土に伝わり、手の湿り気が土に吸収され安心感が生まれてきます。「ちょうどよい」なにかを感じるはずです。
このプロジェクトは日本のみならず、イタリアのいろいろな町で行われています。ミラノ、ボローニャ、トスカーナの子どもたち、またはゆかりある大人のみなさまに参加してもらうこともあります。
こんなに小さな世界でも同じタネさんは決して生まれないということ。色使いもカラフルで、驚いたのは、イタリア人の子どもたちは決してこれを「タネ」と一言で捉えないことでした。「シズク」と呼んだり、ある子は「ハリネズミ」に仕立てました。「空白を顔とする」という概念がなく、目や口を底に描いたり、白い水玉をいっしょけんめい塗っている子がいたということです。
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タネさんに自分自身を投影し、世界にひとつだけのものをつくります。楽しく元気に生きるあなたも、ちょっと生きにくい世の中だと感じるあなたも、あなたの個性を活かすために、勇気をだして魂をふきこんでみましょう。(※以下はディスレクシアの研究をなさっている先生監修のもと行われたワークショップ)
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「ものがたり保育(レイモンド庄中保育園)」
ある保育園の「ものがたり保育」というアートプログラム。その中で使われる作品としてご提案させていただきました。「たねさん」のコンセプトをお伝えし、子どもたちに目・鼻・口を入れてもらうご提案。魂を吹き込み愛着を抱くことで、ものや人をより一層大切にしようと思う気持ちの第一歩になれば。
「たねさん」を「発見」して「育てる」…そして、その先には「なにがあるのか」。「たねさんってだあれ?」「たねさんってなあに?」まで子どもたちに考えて欲しいなと思っています。もちろん、なんとなく「おちつく形」、「おちつく温かさ・湿り気」を感じるだけでもいいのです。※同じ効果はご高齢者の方々にもあると言われています
Photo by Leimod Nursery School & tamamiazuma. Special thanks for Leimond's children.
「タネさんがゆく」
東京にもバラバラになった兄弟「たねさん」がいます。ときどき、新幹線に乗って名古屋の兄弟に会いに行きます。子どもたちは「ぼくもしんかんせんでとうきょうにいきたいな」と言いました。「旅したい」という気持ちがたねさんから伝わりました。こんなふうに身近なところから遠くに夢がふくらむって、とても大事なことです。
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「ものがたり保育~ノームの登場~」につづきます。⇒こどもPRJ.
演出チャイルド・コミュニケーション・デザイナー平井亙氏 (MARS DESIGN WORKSHOP) |
【たねさん ものがたり保育】
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※しっかり焼き締めていますが、陶なので強い衝撃を与えると当然われてしま います。丁寧にお取扱いください。
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